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【相続と不動産活用】古家から賃貸物件へ

カテゴリー相続税対策     
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相続は、ただ資産を受け継ぐだけではなく、どのように有効活用するかという重大な課題をもたらします。

特に不動産相続は、管理や活用計画によって、大きな財務的影響を及ぼす可能性があります。今回は、東京都渋谷区で展開された一件の事例を通じて、相続不動産を最大限に活用し、新たな収益源として生まれ変わらせた方法をご紹介。

築年数が経過した古家をどのようにして現代の賃貸市場にマッチする魅力的な物件へと変貌させたのか、具体的なプロセスと戦略を解説します。

相続という一見すると難題に満ちた局面でも、適切なアプローチと戦略的な投資で大きな可能性を引き出すことができるのです。

ご相談内容

相続により受け継いだ物件は、築40年の木造平屋建てで、固定資産税やセキュリティー費用が負担となっていました。

物件は駅から徒歩5分という好立地であるにも関わらず、古くて活用が難しい状態でした。

課題

具体的な課題は下記3つです。

  • 古家の状態
  • 固定資産税の負担
  • セキュリティの問題

上記を放置してしまうと、資産としての価値を生かすことが難しく、経済的な損失を招く可能性があります。

解決策

解決策として、古家を解体し、新たに軽量鉄骨とALC造の2階建て賃貸マンションを建設することにしました。

新しく建設されたマンションは1LDKが4戸設けられ、総事業費は約5,800万円、自己資金は200万円、残りは借入金で賄いました。

土地の立地を活かして、ほぼ全額の借入が可能となったのです。

結果

新しいマンションの建設後、月額75万円、年間で約684万円の家賃収入を得ることができるようになりました。

支出は月26万円で、そのうち返済額は18.5万円です。

結果、月に約31万円、年間で約372万円の純利益を上げることができ、土地を売ることなく安定した収益を確保しました。

まとめ

今回の事例により、相続によって得られた不動産の有効活用は、単に収益を得るだけでなく、相続税対策としても極めて有効なのがわかったと思います。

適切なリノベーションと戦略的な資金計画により、古い建物が新しい命を吹き込まれ、長期的な収益源として再生される事例は少なくありません。

相続した不動産を効果的に活用することで、ただの遺産ではなく家族の財産を守りながら、新たな価値を創出する手段に変えられます。